ルート

GCPのルートはVPC単位で設定を行う。

<aside> 💡 AWSではサブネット単位でルートを設定し、サブネットをパブリック・プライベートと使い分けることができるが、GCPにはサブネットにルートを設定することができないためそのような概念がない

</aside>

Google Cloudではプライベートサブネットとパブリックサブネットの両方を1つのVPCに作ることはできないですが、そもそもそのような構成にする必要がないため、外部(インターネット)との通信の必要性の有無にしたがってデフォルトルートの要否、VMの外部IPアドレスの要否、そして適切なファイアウォールの設定をおこなっていただけるとよいかと思います。

参考

Google CloudのVPCを基礎から始める

設計時のメモ

まずは、VPC全体のCIDR範囲を決める

広い範囲を確保しておくことで、将来的な拡張が見込める

10.0.0.0/16:65,536のIPアドレスを提供する

VPC内のサブネット間の通信について

同じネットワーク(VPC)内であれば、サブネットをまたいで通信することができる。

別のネットワーク(VPC)間で通信は通常はできないが設定次第では可能になる

VPCのメールサーバ向けの通信について

VM等からメールサーバー経由でメールを送信したい場合はTCPポート587(Submission)宛てに送信しましょう。また、多くのメールを配信するなどのビジネス要件がある場合、マーケットプレイス経由でサードパーティのサービスを利用できます。(たとえば、SendGrid Email APIサービス。)

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